カヤックで日本から韓国まで 294.3km
***やったぁ!僕たちはカヤックで韓国に到達した。皆さんの支援に感謝します。下記の地図をご覧ください。***
日本で海岸汚染は深刻化してますが、利己的な人々によって隠されたままで、私達は問題の重大さが見えていません。私達は海岸を歩き、錆びれた冷蔵庫やテレビ、多くのペットボトルを見た時、何か行動を起こさなければならないと思いました。
はじめに
2012年6月に初めて日本の山口県に来たとき、私の出身地である アメリカ ペンシルベニア州フィラデルフィアとくらべ、街がとてもきれいなことと、几帳面にゴミの分別がなされていることに大変驚きました。都会に住んでいると、リサイクルに対して無関心になりがちで、車の窓からゴミが投げ捨てられるなどの光景を見るのは日常茶飯事です。山口での暮らしは私に新しい空気をもたらしました。
一番最初のきっかけは、生徒に山口県で一番きれいな海岸はどこかと訪ねたことです。生徒は迷うことなく私に角島をすすめました。このたった一言が、ビーチのゴミのアートショーや海岸清掃、そして日本から韓国へのカヤック遠征への取り組み全てのきっかけとなりました。
私が初めて角島を訪れたとき、その景色と透き通った青い海の色の美しさに呆然としました。私が訪れたのは11月上旬で少し肌寒い時期でしたが、太陽の光がさざ波に反射してより一層雄大な景色を感じさせました…ビーチを歩くまでは。
車を置いて、灯台に沿った、ビーチへと続く草の生い茂った小道に向かい歩いていくと、岩の多いビーチの中にサビれた物体が横たわっているのが目につきました。小さな坂を下って歩いていくと、私はすぐに、大量のゴミがビーチを覆っていることに気づき、それが明らかに海から流されてきたものであることがわかりました。
その大きな金属のかたまりは、近づくにつれて次第に、形をなし、冷蔵庫と大型のテレビという姿を表しました。私は仰天し、その冷蔵庫とテレビを調べたあと、これがとても深刻な問題である。何千ものペットボトルや数え切れないほどの物が私の持っていた大切な海岸に対する良いイメージを全て壊しました。
私は自分の見ている光景が信じられず、何かしなければと感じました。
しかし、私は日本語が話せず、ゴミを集める手段もありませんでした。私はこのひどい状況を写真に撮り、ホームページを作成し、掲載しました。すると、一、二週間のうちにFacebookにたくさんのシェアがあり、たくさんの人がサイトに訪れ、閲覧者も何千人へと増えていきました。地元の地域の方からの支援も広がり、角島からのゴミで作ったアートで初めてのアートショーを開催しました。二日間のイベントで百人以上もの人が訪れてくれました。アートショーの次の週に初めてのビーチクリーンを行い、14人のメンバーが集まり、清掃を行いました。
支援により地域とのつながりが広がり、たくさんの人々の助けにより、ビーチクリーンとビーチのゴミによるアート活動団体、ライフリサイクルを立ち上げることができました。そして、すでに6回のビーチクリーン活動と5回のアートショー活動を行い、その作品が山口県美術展にて、約500点の作品の中から80位に入選し、作品が館内に展示されました。また、地元の小学校の地域イベントへの参加のように、これから先も、いろいろな場で活動を広げていく予定です。
私はこの環境問題に関して、国際的に焦点化される為の方法を考えるようになりました。十数年間海岸清掃を行う中で、夏の観光客によって非正統的な事が行われていなければ、起こり得ない結果だと気付きました。
今、ここにカヤック遠征をもたらしました。
様々な活動やイベントの調査をしましたが、この問題における意識を高める事ができ、それと同時にボートに魅了されていく中で、ある日、カヤックで日本の角島のビーチから韓国の釜山港まで日本海を横断するというアイデアが思い浮かびました。
海外遠征の二つの理由:実際に角島の海岸に捨てられているゴミと汚染レベルを認識していただく為、そして国際的な問題であるという事を理解していただいた上で、この解決策を見付ける為の協力を促す為です。
この問題に対する国際的な対応の概念に対し、多くのサポートがありますが、このアイデアに対しては「それは不可能だ」「あなたは死ぬ」といったネガティブな意見の集中砲火を受け、それが最も一般的な反応でした。彼らの懸念のいくつかは正当性があり、なぜなら、ペンシルバニアで二日間の急流カヤッキングの経験しかなく、124マイルの日本海横断をする為の十分な準備が整っていなかったかもしれません、
数ヵ月が過ぎ、私がこの夢を叶えることは、難しいことだと受け入れ始めたものの、この挑戦をあきらめたくないという願望が再び燃え始め、もがき苦しみながらも何か変わるかもしれない、変えたいと、自分の人生の生きる糧としてきました。 もしかしかたら、自分がおかしなことを考えているのかもしれません。しかし、自分の夢であり、他人に、それが無謀であると言われたくなかった。例え、実際それが無理ことだとしても、どうにかして、カヤックで韓国まで行く方法を探すつもりでいました。 驚くべきことに、自分が考えていることが、間違っていないと思ってくれる人に出会うことになりました。
私は有名な冒険家であり、環境活動家でもある、Hara Kojiさんが代表のDaiduk Kayaksを訪れました。沿岸の汚染の認識を上げて、角島から釜山への124マイルのカヤック遠征に乗り出したいという願望を、彼に話しました。 たくさんトレーニングが必要であり、一人で実現していくのは、難しいものの、なんと不可能なことではないと、言ってくれたのです。さらに、自分の人生を永遠に変えることになるのですが、彼は、私と一緒に行ってくれると言ってくれたのです。
遠征日程
正確な日程はそのときの天候によるが 2014年6月20日から7月5日までの間での実施を予定している。
訓練
訓練法は毎週の練習と 一日におよそ30から40kmの距離を漕ぐことに重点をおいた持久訓練を行っています。また マイクと康司はウェイトトレーニングプログラムにも参加しています。訓練の様子は www.japantoKorea.asia フェイスブック、ツイッターにてご覧いただけます。
宣伝
このイベントは山口県内のさまざまなイベントで宣伝しています。油谷や周南、山口のN3 Art Labなどでも発表をしました。
最近ではわれわれの遠征のドキュメントを見て興味を持っていただいた さまざまなニュース業界の方々からのアプローチも受けています。また今月中に 遠征に向けての準備や遠征に関するドキュメンタリーなど 経過を更新していくビデオを作っていく予定です。
角島のビーチ